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社長日記(2008年)

2008年12月27日

そろそろ今年の営業も残りわずかとなりました。今年中に発送できるお荷物の受注は29日午前中までとなります。お支払いは代金引換、またはカード決済のみとなります。年明けは5日から営業開始いたしますので、新年のための食材につきましては、29日午前中までにお願いいたします。

 

さて、今年もいろんなこと沢山ありました。時はいつも流れています。いつの時代も変化し、新しい時代を築いてきました。過去も、そしてこれからも時代は変化し、まだ見たことのない未来を迎えます。

時には痛みを伴うこともありますが、私たちは当たり前のように受け入れ、一時の現象に流されず、新しい時代の姿が見えるまで腰を据えて取り組んでまいりたいと思います。

「もっとも確かな未来予知の方法は、未来自体を造りだしてしまうことである。」と、ピーター・ドラッカーが言っていましたが、変化のときはその影にまだ見えていないチャンスも沢山あると思います。なにもしないことが一番のリスクと捉えて来年もさまざまなことに取り組んでまいります。

来年の私たちの計画は、とにかく足を使うことです。私たちの工場は北海道の中でもメーカー群の真ん中にあります。自社で製造するもの以外の商品についても紹介したいと考えていますので、他メーカーとのネットワークを繋げるために足を使って行動してまいります。

もう一点は、やはり新商品開発です。2008年のコンセプトとは少し違う商品を作るため、ブレイクスルーした思考での開発も行なってまいりたいと思います。ビジネスの勝率は10回に1回だと言われています。9回失敗してもくじけない忍耐が必要だと心しています。

来年はそろそろ自分の思考を変えるときだと感じていまして、未来を造るつもりで取り組む決意を新たにし、常に捉われない発想を持つために、意思を大切にしたいと考えています。

来年もさかなだマートは何かと騒ぎを起こしますので、野次馬感覚でこのサイトを訪れてください。

 

では、みなさまも2009年、新しい未来を造ってください。

今年も本当にお世話になりました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

有限会社 嘉楽

代表取締役 辻合 明男

 

2008年12月18日

噴火湾にすけそうだらがやってきました。噴火湾は北海道の中でもピンを極める高品質タラコの産地です。すけそうだらが大漁になると、町中が賑わい、活性します。今年もいまかいまかと町中の人が待っていましたが、昨日とうとう群れがきて大漁になりました。

今年、さかなだマートではスケソウダラの身を鍋用に開発する予定でしたが、揚がってくれたので大喜びです。早速夜中1時までかかって数種類作りました。、今、干しているところですので、午後までには完成し、18日中には販売開始できることと思います。

ウロコを取り除いて、頭とお腹を取り出し、一夜干しにして鍋用に開発しました。安価で美味しいので、景気が良くないこれから人気が出ることと思います。チゲ鍋にしてもよし、味噌汁にしてもよし、じゃがいもと白ネギを入れてタラ汁にも良しです。一夜干しにしているので、身も締まり、出しも抜群の味が出ることと思います。

手間のかかる作業でしたが、飲食店様も厳しい折、こういった商品は心強いと思いサービス精神で作った商品です。本日中にアップしますので、ぜひ一度お試しください。

 

2008年12月03日

12月に入りました。今年は金融危機の影響が高く、連日ニュースで報じられていますが、みなさまは対策をお考えでしょうか。

こういった時はあまりじたばたしても余計に経費を使い、体力を浪費しがちですので、冷静に対処したいものです。近頃の経済はなかなか難しいですね。大きな問題が矛盾して同時に起こっているので、情勢が転々とし短期、中期の予測がつきにくいと感じます。

資源不足なのにデフレ、資源が不足しているのに衛生管理の強化で廃棄処分するものが多くなるなど、どうも実体と情報、経済が一致しないと申しますか、それがゆえに皆様も先の見通しが立ち難くなっているのではないでしょうか。変化の狭間で極短期で利益を出したり、実体のないものを売り買いする習慣がそういった問題にも影響を与えていると思います。

もう少し安定した社会になってほしいものですね。

私は、長期視点で社会の行方を追うようにしています。これからの日本は少子高齢化社会で、人口減少社会です。また、経済も縮小経済に突入しました。そんな中において、私は小さな仕事を大事にむやみな拡張をせず、お客様と近い存在になっていただけるようコツコツと努力してまいりたいと、それだけを考えています。

どうぞ末長くお付き合いのほどお願いします。

さあ、年末に突入しましたので、しっかり皆様のフォローをしてまいりたいと思います。

 

2008年11月14日

ここのところ新商品の話題ばかりでしたので、少し自分のことでも書こうかなとキーを打っています。

今日は昭和40年代から60年代の音楽を聴いていました。しばらくこの年代の音楽と離れていたので、懐かしいなあって気持ちで、タイムスリップしていました。いやあ、いいですね、この頃の音楽は。なにかこうハートがあって、エネルギーがあって、情熱があります。

近頃ギスギスしたニュースが多いですが、この頃はもっと開放感があったように感じます。

楽しんでまいりましょう。

ビリー・ジョエルやクイーン、マイケルジャクソン、ブルース・スプリングスティーン、レイチャールズ、スティービー・ワンダーなど、偉大なるアーティストと言っても良い人たちの音楽です。ビリー・ジョエルのピアノを弾きながら歌うスタイルに憧れてピアノを習いに行ったり、マイケル・ジャクソンの踊りが好きでムーン・ウォークを練習したりと、いつも何かに惹かれていましたね。ここ最近ではアルトサックスが吹きたいなと買って横の壁にもたれかけています。

私の10代から20代はエネルギッシュで、休みともなると、遊びたくて寝たことがなかったんじゃないかなって思うくらいよく遊んでいました。大阪の北新地の某イタリアンレストランで修行時代を過ごしたのですが、土曜日、出勤時間が午前11時で、終わる時間がいつも午前3時くらいでした。非常に忙しいレストランで、営業開始から終わりまでずっと外に行列ができていて、厨房は戦争のような状態でした。

で、そのレストランが終わったあと、近くのディスコへ行って朝7時くらいまで踊るんですよ。普通ならこれくらいで家に帰って寝るのですが、なんのなんの、それから神戸の須磨海岸まで車走って、夜まで泳ぎます。いったいどれくらい起きてたの?ってくらいに寝るのが惜しくて遊んでいました。仕事もよくしましたけどね。(^ー^)

いやあ、タフでした。笑 と言うと、今もタフだけどね。と言われます。

先日、東京の上場会社を作って、またご自分で別の会社を起された知人から電話があり、社長、北海道へ行くから少し遊びに行きましょうよ。と連絡がありました。「社長の元気をもらいにいきますから。」と。笑

いや、こう書くと、そろそろみなさん、プロレスラーみたいな社長なんだろうか、それともエイリアン?はたまた体表がソーラーパネルでできてんじゃないの?なんて頭のスクリーンに映っているんではないでしょうか。

いえいえ、ふつーにふつーの標準的な身長、体重なのですよ。少し細いくらいです。皮膚も決して鱗でできていたり、ソーラーパネルではありません。( ̄ー ̄)

僕に関して言えば、こういうのって生まれつきなのかもしれません。小さい頃、毎夜寝たくない一心で、立ったままゼンマイが切れて寝てしまったり、自分で寝ようと思って寝た記憶がないのですよ。

いやはや、今も仕事が忙しくなると20時間を30日続けて仕事してたりしてよくみんなに心配されます。うーん、本人はそう苦痛じゃないんですけどね。料理でも大工でも(親父が大工だった。)会社でも、なにかこう作っていく過程が好きなんですよ。ああでもない、こうでもない、押してだめなら引いたらどうだろう?とか、魚なんか見ると、その構造に興味をひかれたりします。「ああ・・なるほど、このヒレが長いのはそういうためだったんだ・・。」と、他の人から見ると、どうやら料理人の視点ではないようです。

海の中って実際私たちが知らない世界ですから、この魚たちはどんな運動しているのだろうかとか、生態に興味がいくんですよ。いや、もちろん美味しいんだろうかとも考えてます。はい。人生あっという間だと思うんですね。だから、いろいろこの目で見て、感じて、いろんな感動をしたいと思うんですよ。なにかこう、寝てばかりいたり、同じことばかりしていてはもったいないなって。

それでは最近知っためずらしい魚名。「エチオピア」と、アルトサックスの写真を掲載しますね。

なんでエチオピアなんだろう?笑 また調べておきます。

エチオピア

エチオピア

北海道ではこう呼ばれています。「社長!浜でエチオピアっていう魚が揚がってますよ。」はあ?エチオピア? 北海道の地方名は、その名から魚の想像がつきません。いやほんと、この魚が揚がったときにちょうどエチオピア人が居たからエチオピアとか・・。 タコが横で暴れたから、「タコ踊り」なんて名前をつけてしまいます。なんの脈略もないのですよ。笑

小さな小魚でもわからないものが浜に揚がると、もしそこにプロレスラーがいたら、「おっ。いいね。プロレスラーにしよう!」ってある仲買人が言います。「おっ、それいいね。」と、まわりの仲買人が素直に同調して即決します。テキトーにつけてしかもそれが地方名なんかになるから驚きです。まてまて、それじゃどんな魚かわかんないだろ・・と思ってももうあとの祭り、言ったもん勝ちです。はい、とても幸せな人たちです。笑

名前をつけるときに、ただただ変わった人が来たり、へんなことが起こらないように祈るばかりですね。

学名は、シマガツオ 分類はスズキ目、シマガツオ科です。ウロコが硬く、なかなかはがれません。特におなかのウロコが細長くはがれにくい。煮付けやムニエルによくあいます。刺身は・・そうですねえ、フクラギとシーラを足して2で割って柔らかくした感じです。余計にわからないですよね・・。笑 刺身ははっきり言ってあまり美味しくありません。(あくまでも私の嗜好ですが。)クセは無いんですけどね。

エチオピア・・。調べてみますけど、もう既にいやな予感が。

アルトサックスとマキリ

サックスとマキリ

愛用のアルトサックスとマキリです。マキリは漁師が持つ漁師用の包丁です。450年の歴史を持つ関西の「有次」さんにカスタムメイドしてもらった世界で一つの包丁です。一度使うと手放せません。

 

 

 

2008年11月02日

今年から新商品開発に全力を挙げておりますが、出足は好調です。炭火炙りサーモン、炭火炙りたこと、サンプルをご注文いただいたほとんどの方にリピート注文をいただいております。

最初にサンプルをいただきました方に、「これでは使えないよ」と、お叱りを受けて、再度作って試食してみたのですが、なんら問題なく全員が「おいしいけどね・・」と、一致したのですが、お客様は、使えないとおっしゃられている。何度も考えてみましたが、ふと、あることに気づいたのです。もしかすると解凍の仕方に問題があるのでは?

そう考えて、早速いろんなパターンで解凍の実験を始めました。

いつもなら、一番良い解凍の仕方を考えて、私たちはその方法で解凍するのですが、今回は、一番最悪の解凍の仕方はどうなんだろう?という反対側から眺めてみました。

すると、真空袋に入れたまま解凍する方法が良くなく(最悪ではないのですが、多くの方がとられるであろう解凍の仕方)、多くの方々は真空袋に入れたまま解凍されているのではないだろうかと想定して、解凍の仕方を書いた紙を入れるようにしたところ、クレームが無くなり、「いい商品だねえ」と感想をいただけるようになりました。

そんなことがあって、新しい商品には通常の解凍の仕方が合わない場合もあることを知り、新商品を重点に、すべて考えてみました。中でも、私たちが、絶対自信を持っている姿いかの瞬間冷凍が、自分たちが思うほど評価いただいてないのではないかと感じてきたことを思い出し、振り返ってみました。

もしかすると前日から冷蔵解凍されているのではないか?半日とまでいかなくても数時間かけて解凍されているのではないかとの結論に至り、こちらも作り手が望む、最高の解凍の仕方を書いた紙を入れさせていただくことにしました。それ以来、以前よりぐんと評価が上がり、私たちも満足できる評価となり、喜べるようになったのです。

ほんの少し、されどほんの少しで大きく違いが出ることを、改めて知ったと申しますか、雑な考えにならないように自らを戒めていた次第です。

80点は多くの人がとれます。しかし、90点を越えるとなると、その数倍の努力が必要とされ、限られた人が到達できる境地だと思います。たった10点の差、いや、もっと高度となると、たった1点の差が勝敗を分ける差なのだと。再度初心に戻り、最後まで気を抜かないよう怠慢を一掃しておりました。

プロの仕事は真剣勝負! その一品でお客様を失うこともあり、年間にして数十万の損失を生むということも現実問題として起きることです。

コストはどうなのか?品質はどうなのか?どういった方々に受け入れられるのか?安定供給は?カットは困難でないか?妥協なく旨いか?解凍の仕方は?・・・。

これからも工場で真剣勝負をしてまいります。

 

ただいま景気を睨み、時代に合った新商品設計が出来た商品がございます。もうすぐ登場させますので、ご期待ください。

また、めるまがなどでもご案内いたします。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

2008年10月19日

現在までサンプルロットとして1kgロットを設けておりましたが、通常販売ロットとして1kロットを設けることになりました。

小ロットで数種同梱してご注文いただきやすいように設けた次第です。28kgまでは一つの箱として送ることができます(一部、例外を除く)。また、お荷物がが28kgを越える大きくなご注文の場合は送料を別途見積もり作成いたしますのでお問い合わせください。数量によりましては格段に送料がお安くなる場合がございます。

2008年10月12日

いつもお世話になり、ありがとうございます。

通販用北海ちげ鍋の開発が最終段階にきています。今回のコンセプトは、「北海道の素材を半端じゃなくたっぷり使って北海ちげ鍋を作ろう」です。

経済も少し不安になってきた昨今、少し視点を変えて、高付加価値通販商材から、エンドユーザー様にサイフを気にせず北海道の素材をたっぷり食べることができるように開発しています。しかし10年前の食文化に戻ることは意味の無いことだと思いますので、付加価値も沢山感じていただけるように開発を行なっております。そして今回の商品は上代価格の設定を行わせていただきます。

私どもから安く販売させていただいても、最終販売される方が設定される金額が高額すぎることが多く、せっかく良い商品を開発しても日の目を見ずに終わってしまう商品もございます。広告の費用対効果が薄れる中、どうしても価格を高目に設定したいことは理解できますが、売れなければ事業が成り立ちません。ほんの数パーセント安価に設定すれば150%販売できると思うこともよく見かけます。

まして私たちは商いを継続するために日々頑張っていますので、無茶な価格をつけられたりして私たちの会社の信用を落とすことを避けたいと思います。それに昨年秋から警告を出させていただいたように、サブプライムローンの問題が日本においても騒がれています。日本に及ぼす影響を考えると、顧客がなにを求めているのか?が、明確であると思います。

日々、社会が何を求めているのかを早急に感じ取り、私たち作り手がいち早く対応できる商品を作ることが、ひいては通販に携っておられる皆様のためになることだと心得て励んでまいります。

智恵を凝らし、工夫を凝らし、毎時考え、エンドユーザー様、通販会社様にお応えしてまいります。

みなさまに支えられて私たちの事業が成り立っており、いつも感謝しておりますが、時折私たちからの提案も受け入れていただければ幸いです。

 

2008年10月10日

今日は函館の国際貿易センターへ行ってまいりました。輸出を始めるための準備です。私たちは原料出荷はあまり力を入れておりませんので、加工品の輸出のためです。日本の加工品は近年、技術が高くなっていますので、中国などには人気があります。私たちも自社の技術を国外へ販売するための準備を始めることにしました。

ここ最近、北海道の加工品を海外へ出荷したいので供給してくれませんかという問い合わせが増えています。そんな声に応えるためでもあるのですが、まだ十分な知識を持っていないため、勉強を始めているのです。

以前もカナダへ日本の海鮮素材を輸出しないか?と、現地の日本法人、自動車工場長を努めている友人から誘いがありました。カナダでも日本食が流行しているようですが、良い魚が無くて、現地の日本料理店が困っていたようです。

以前、と言っても20年近く前になりますが、海外のことを良く知りたくて貿易をやっていた頃がありました。その時はアクセサリーやシルク製品などの輸入でしたが、今回は食品の輸出なので、一からの勉強です。

最近はサブプライムローンの問題などもあり、日本も影響を避けられませんが、いつの時も日本は逞しく越えてきました。私たちも皆様食に関わる方々の後方支援ができるように工夫してまいります。

作ることが得意ですので、提案や要望などございましたら、どんどんお話いただけますと、私たちも向上できますので、ぜひご連絡ください。

どうぞよろしくお願いいたします。

2008年10月02日

いつもお世話になり、ありがとうございます。

北海道鹿部は紅葉が始まりました。イカ釣り漁船も連日漁に出ており、噴火湾の水平線の向こうに湾を取り巻くような光景が見えます。海流が変わったせいか、例年より遠くに光があります。

今年は函館産活イカ姿瞬間冷凍に次いで、強力な商品を開発したいと連日テストを繰り返しています。函館産活イカ瞬間冷凍は、ほとんどの方に良い商品であるとお褒めいただいております。特筆すべきは、透明感が高いことと、ゴロ(肝)まで使えるということです。

これからまだまだ甘く旨味がのってきますので、ご期待ください。イカの楽しみ方は二通りあります。極めて鮮度よく歯ごたえを楽しむ食仕方と、一晩冷蔵庫で寝かせて甘みを増してから食する方法です。寝かせると柔らかく白っぽくなりますが、いずれもイカの美味しい食仕方です。

今日は簡単に、函館の郷土料理、「ぽんぽん焼き」をご紹介しましょう。

極めて鮮度の高いイカをつぼ抜きに下処理します。ゴロ(肝)の皮を除き、味噌と和えます。白ネギを炒めて冷ましておいたものをゴロと和えます。ゴロは潰してしまうと液化して焼くときに流れ出てしまいますので、なるべく潰さないようにしてください。

つぼ抜きしたイカの中にゴロを和えたものをイカに対して七分くらい詰めます。端を楊枝で縫うように止め、盛り付けるとき表になる側を四分方(時間ではありません)焼きます。裏返して四分方焼いたら一度取り出します。表面に切り目を露店のイカ焼きのように5~6本入れます。この時注意することは、身を完全に切ってしまわないことです。1mm程度残して切り目を入れるようにします。

切り目を入れるのは、ゴロに火が通りやすいようにする役割も果たします。もう一度オーブンに入れ、表を上にして最後の二分方を焼き、中まで火が通ったら完成です。

とても美味しく感動する料理です。一度作って試食してみてください。ゴロを和えるときに、潰れてしまった場合は、つなぎ(カタクリなど)を入れることと、イカを楊枝で留めた側に枕になるようなものを置いて、少し持ち上げて焼くと流れ出ません。また、イカは焼くと縮みますので、ゴロをあまり詰めすぎないことが大切です。

さあ、明日も鮭のフィレを作ったり、イカの開発、チゲ鍋の開発にと大忙しです。良いもの沢山作ってまいります!

2008年09月26日

ごぶさたしております。北海道の秋は多忙で鮭、いか、タコにと毎日忙しくしております。

ここ数ヶ月、商品開発に取り組んでおりまして、数点アップさせていただきました。いずれもさかなだマートが自信を持ってご案内できる商品です。北海たこの胴(頭)をフィレにした北海たこフィレは、皮と、身の間にあるゼラチン質状のものを取り除いて身だけにしたものです。従来北海たこの頭が美味しいのにも限らず市場では評価が低かったのは、この処理ができていなかったからではないかと考えています。

漁師も私たちも一番好む部分で、特に火を入れますと甘み、旨味がぐっと増し、非常においしくなります。そのままカットして刺身にしていただいてもよろしいのですが、ガスバーナーで炙ると更に旨味が増します。イカともタコ足とも違う新感覚の食感です。なかなか新しい感覚の商品が無くなった現在、おもしろい商品だと思います。

羅臼産炭火あぶりサーモンフィレの開発コンセプトは、炙りでありながら、従来の冷製のまま刺身にもお寿司にも使えるという極上の身質を維持した商品です。従来の刺身、お寿司とまったく同じ扱いで提供していただけます。また、洋風ではカルパッチョなどにも面白いと思います。薄くスライスしてルッコラやパルメザンチーズ、イクラとともに盛り付け、オリーブオイルなどをかけると本格的なイタリアンの一品になります。

骨、皮を取り除いていますので、非常に使い勝手がよく、手間いらずで簡単に品質の高い刺身を提供できます。鮭の脂と炭火の香りが非常によく合い、食したあとも香ばしい余韻が楽しめます。従来の鮭あぶり商品は、どうしても中まで焼きが入ってしまい刺身としてはいかがなものかと疑問がありましたが、この商品の最大の特徴は、弊社の新技術により、表面だけに火が入り、中の身にはまったく火が入らないので、羅臼の鮭の魅力を十分に引き出す商品となっております。

こちらも自信を持っておすすめできる最高品質商品です。是非お使いになっていただきたいと思っております。また、サンプルロットも設定しております。

今年は真イカの新商品をもう一点開発したいと考えております。10月から噴火湾で捕れる真イカは、身に厚み、旨味、甘みが載ってくるので、函館産イカの中でも際立っておいしいイカです。このイカを使って従来にないイカの商品開発に取り組んでみたいと思います。

さて、秋から冬にかけて北海道は美味しい食材がたくさん揚がります。北海道フェアのための商材の依頼も承っておりますので、ご質問等ございましたら、是非お問い合わせください。

 

2008年08月12日

いつもさかなだマートをご愛顧いただき、まことにありがとうございます。夏ピークですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。私たちはお盆前後は浜が休漁になり、在庫のみ出荷させていただく予定ですので、比較的ゆっくりの季節です。

しかし、お盆が過ぎますと、いよいよ北海道の旬に入ってまいりますので、秋商材、冬商材の準備にと忙しくなってまいります。

さかなだマートもオープンして4年目に入りますが、おかげさまでお客様のご利用も着実に増えてまいりました。今後も更にご利用いただけるように、さまざまな企画や商品開発を行なってまいりたいと考えております。今後も食の業界は順風満帆に進むとは考えておりませんので、私たちも智恵を絞って、経済的な側面、新商品による付加価値の側面とも、さかなだマートで発表してまいります。

みなさまも、「このようなカット、このような新商品、このような規格。」など、今後の食材調達上必要なものがございましたら、どんどんご提案やご質問ください。出来るだけお応えしていけるように頑張ってまいります。

これからの10年、飲食店業界はどんな方向へ進むのか見え難い時代だと思いますが、創意工夫してみなさまがたの繁栄への道のお手伝いをさせていただきたいと思います。

水産メーカーという体質上、大生産、大ロットから転換できないメーカーが沢山ありますが、資源不足や国内人口の減少から考えて、いかにコンパクトに出来るかが一つのキーワードであると考えております。今後も小回りの利く水産メーカーであり、飲食店様への対応を重視したメーカーというポジションを明確にしてまいります。

商品だけではなく、北海道フェアなどの企画などのイベント情報、経営において有利に働く仕入れの仕方、在庫の持ち方など、目に見え難いが非常に効果のある情報提供にもより一層力を注いでまいりたいと思います。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

有限会社 嘉楽

辻合 明男

 

2008年07月13日

梅雨もそろそろ明け、夏真っ盛りとなりました。みなさまいかがおすごしでしょうか。サブプライムローン、原油高騰などの影響から厳しい状況が続きますが、負けずにがんばってください。簡単には言えませんが、世の中が大きく動くときはチャンスでもあるのです。どの角度からものごとを見るのか次第で伸ばすこともできると思います。

こういう時、私はよく自分で仮説をたてることが多く、まるで根拠のない角度からものごとを眺めて組み立ててみたりします。一人でもブレーンストーミングを行なえるように訓練しています。

既存の延長では解決しないとき、意識的にまるで正反対の裏側からものごとを眺めてみるのです。柔軟な発想を浮かべるためです。ふとヒントが浮かぶときがあります。ある一定方向の見方から離脱し、新しさを求められているのに過去に捉われていては解決しないことが多いですね。

進歩や進化は、過去の記憶の延長上にあるのですが、大きく世の中が動くときは変革の時期である場合が多いからです。組織を時代の変化に対応させようとするときは、まずリーダーの意識から変わらねば組織は変わりません。痛みも伴いますが、景気回復を待っていては衰退の一途です。智恵を出してがんばってください。

小さな飲食店にも技術のみではなく、マーケティングが必要な時代となりました。きちんとしたマーケティングを組み、確実に実行すれば必ず売り上げも上げることができると思います。知識労働社会と呼ばれていますが、売れる仕組みを知ると知らないとでは大きな差が出ます。ビジネスの仕方も過去十年前とは大きく変わっています。今一度現在の売れる仕組みを勉強されることをおすすめします。

私も今、さかなだマートをご利用いただいているお客様に、どうしたらお客様の利益向上を提案できるのだろうかと思案中です。みなさまに利益を出していただけなければ、私たちの存在意義も薄れるからです。ゲーム理論という理論がありますが、この理論の中でも協力関係を保つことがお互いに利益を享受する理想だと言います。

孫子も争わないことが得策であるとあります。無駄な浪費を抑え、独自路線や自社に強みがあるならば、補強することに智恵を絞りたいところです。

2008年06月18日
「北のこだわり海鮮茶漬け」

以前から取り組んでいました、海鮮茶漬けが完成しました。海鮮丼シリーズが好評をいただいており、商品提供に忙しくしておりました。なかなか開発に時間を割くことができず少しかかってしまいましたが、5種完成しました。このあと海鮮冷茶漬けに取り組みたいと思っています。

さて、出来上がった5種ですが、スタッフ全員に、うまい!と感動させることができました。現場の技術スタッフから二人、そして私と、女性スタッフの四人で取り組んできましたが、想像以上の海鮮茶漬けができたので、みんな大喜びです。まずは、5種開発しましたが、北海道の人気素材の勢揃いです。お出しで食べていただくお茶漬けが3種、お茶で食べていただくお茶漬けが2種です。

フリーズドライなどとは違って、本物素材を瞬間冷凍したものばかりなので、料亭や割烹で食べるお茶漬けに勝るとも劣らないお茶漬けです。(少し控えめでしたが、本当は料亭よりおいしいと自分では思っています。笑)

かに、いくら、鮭、ほたて貝、たらこ・・と、おいしい素材がいっぱいの海鮮茶漬けをリーズナブルな価格でお届けします。お中元にもお買い上げいただけるよう、価格も5種各一品をエンドユーザ価格3000円前後、5種各品ずつを5000円代で提供できるように頑張っています。通販業者様価格につきましても設定しておりますのでお問い合わせください。

もう少しで掲載できますので、ご期待ください!

感動をお届けする、さかなだマートの海鮮茶漬けをとびっきりの美味しさとリーズナブルな価格でお届けします!お中元、お歳暮に向けて取り扱いをご検討ください。

北のこだわり出し茶漬け

 

「ずわいがに出し茶漬け」、「銀聖鮭茶漬け」、「たらこと干物茶漬け」、「たこのタタキと梅干し出し茶漬け」、「ほたて貝柱昆布〆出し茶漬け」以上5種が開発した商材です。

2008年06月02日

先々月から京都の有次さんに依頼していた「マキリ」が出来上がってきました。細部の作りは有次さんが配慮をしてくださり、安全性、機能と完成度が高くなっています。柄も使う人の手の大きさに合わせることができるように、多少太く作ってくれています。細ければどうしようも無いのですが、太めだと後でどのようにでも削ることができるからです。

鋼の刃ですので、切れ味もよく、さっそく使ってみましたが、切れ味、使い勝手ともに文句なしのオリジナルな「マキリ」ができあがりました。

北海タコの胴と内臓を切り離すために、薄皮を切るのですが、鈍いマキリだと思うように仕事が進まなかったのですが、鋭利なので二度手間なく捌くことができました。鮭の頭を落としたり、タコの内臓捌きなど、マキリでないと能率的に仕事ができないシーンが多々ありますが、これで仕事が捗ります。

マキリは漁師が船上で使う包丁ですが、すべって海に落としても浮くようにできています。鋼で多少重くなりましたが、柄が少し太めに作ってくれてあるため、海に落としても浮きます。

マキリ

2008年05月06日

真昆布を製品化しました。北海道は昆布が非常においしく沢山捕れます。今回の昆布は、今時分、間引きをするのですが、少し成長が遅い昆布ですので柔らかく、むしろサラダやツマに使い易いのです。価格も非常に安いものですから、業務店様に向けた新商品として開発してみました。

10年ほど前にサラダ昆布として北海道で始めて弊社が開発したのですが、普及化しましたので、製造を止めていましたが、このたび、半製品として新たに製造を始めました。

どのように使っていただきたいかと申しますと、刺し身のツマやサラダに入れるときに、当たり前のカットではなく、創造性が働かせることができるようにと開発したものです。例えば、型抜きで葉っぱの形にくり抜いて刺し身のツマにしたり、パスタのようにカットして洋食に使っていただいたり、また、昆布で魚を包んでセイロ蒸しや、蒸し焼きにも美味しく仕上がります。

斬新なところでは、タリアテッレ状にカットして、通常のタリアテッレと混ぜて緑、白のパスタを作り、魚介のソースで和えるのも面白いかと思います。トマトソースでもホワイトソースでも合うと思います。

昆布は健康に良く、旨味成分のもとのような素材ですので、主材料に旨味を添加することができます。巻いたり、カットしたり、すり潰してソースやとろろにしたりと、発想次第で自由に加工ができる商品に仕上げました。

浜から揚げてきてすぐにボイルして冷凍していますので、鮮度や風味は最高です。

少し腰が残る程度にボイルしていますので、少し硬いと思われるようでしたら、更にボイルしていただいても差し支えありません。

いろいろと創造力を働かせていただいて、おもしろい料理にチャレンジしてみてください。

2008年04月28日

自社開発商品のコーナーを新設しました。このコーナーは、自社で開発した商品ばかりを揃えたコーナーです。弊社の強みはなんといっても開発です。もともと水産加工メーカーは、飲食店様のために製品を作ってきたわけではありません。

弊社は飲食店に特化したサイトですので、可能であるわけです。今まで規格が違うから、使い難い魚だからと捨てられたり、漬物屋や、かまぼこ屋に極安で流れていた食材などもお使いいただけるように開発してまいりたいと思います。

形状を変えただけで使い易くなったり、オリジナリティを出せたりします。また、コストも削減できたりと、まだまだ食の世界は開発の余地があります。規格大国日本と呼ばれますが、規格をもっと自由にすることができれば、更に開発の余地が大きくなったりします。

飲食店様においても、もっと自由に創造した料理を作っていただければ、更に食の有効利用ができます。開発に携る者と使う側の連携を強くすればこれから訪れる食糧問題に少しでも対応できると思います。

食は文化です。、見た目、美味しさは絶対欠かせない条件ですので、そのあたりは落とさずに、より美味しいものを作るつもりで開発してまいりたいと思います。思いついたものを思いついたままにどんどんアップしていきますので、お目にかないましたら一度使ってみてください。そしてご意見やご提案などございましたら、お電話でもメールでも結構ですので、いただけましたらありがたく存じます。

美味しく、使い易く、そして資源の有効利用という視点で開発してまいりたいと思います。

2008年04月25日

社長日記ごぶさたしておりました。この数日、また商品開発に取り組んでおりました。海鮮丼300種を目標として掲げておりましたが、再開しています。それに伴って、業務用商材の開発にも本腰をあげてゆきたいと、こちらのほうも推進し、まずは一品開発していました。

目指すは弊社にしか無い、飲食店様に魅力なる商品作りです。簡単なものから、難しいものまで、とにかくいくつも開発してまいりますので、お目にかないましたら使ってみてください。私たちもテスト、テストを繰り返し、行動最優先で数多く作ってまいります。サイト内にも新商品コーナーを設置する予定です。

創作することは私の得意な分野で、飲食店の指揮をとっておりました頃は、毎日5品の創作料理を作ることを課し、一年間続けたこともあります。そんな経験から、水産業でも飲食店様に役に立つ食材を作りたいと始めた次第です。コストだけではなく、オリジナリティを演出できるようなものを作りたいと考えています。数日内に一品掲載させていただきますので、ご覧いただければと思います。

難しい経済状況に有りますので、安価でオリジナリティ溢れる商品作りがコンセプトです。

商品開発に力を入れることを始めるにあたって、以前とは違う視点を持ちたい、いや、持たなければいけないと感じることが自分の中で膨らんでいます。時代でしょうか、地球のメカニズムから生まれる必要性からでしょうか・・。食の仕事も何か今までとは違う大きな視点を求められているように思えてならないのです。

たとえば、地球人口増加が急激に進み、資源不足による食の視点からの必要性。北海道の浜も魚不足が顕著に現れています。このままでは本当に魚全てが高級魚になったり、手に入らない種類が急増する時代もそう遠くないように思えるのです。

今までの、認知度の高い食材から組み立てる食品開発ではなく、美味しい部位なのにイメージが悪いと捨てられているもの、過去の習慣から逸脱しないがゆえに価値が無いと決め付けられているもの、または素材自体に魅力は無いが、技術によって美味しく変えることができるものなど、みなさまに受け入れられ易いように考えながら開発をすることが大切な課題の一つとして浮上しています。

現在までは、美味しい、安いという視点で海外からも食文化をどんどん輸入してきた時代でした。そんなネタも無くなりつつある時代になり、国内で生み出す技術やクリエイティブな視点が大きく求められているような気がします。

しかしながら、近年は情報に頼りすぎて、創作したり智慧を出す風土が薄れており、創り出せる職人も少なくなってしまいました。私たちの会社では、包丁という原点に戻り、大量生産から、内容性、質的価値に重点を置いています。大量に生産するために数千万円、数億円というラインをむやみに組むような時代ではないと考えているのです。

包丁

今取りざたされている安全・安心・ヘルシーという点においても、まだ深く考察する余地が大きいと思っています。資源不足と安心安全の追求は大きな矛盾を抱腹しており。両者の問題は単純ではなく、どう両立させるのかを深く考察することが大切であると考えています。

いろいろと課題はありますが、日本を、地球を俯瞰して見れば、10年先が見えるような気がします。これからの時代に必要とされる技術、必要とされる知識、必要とされる創作を進めてゆき、必要とされる会社となれるように頑張ってまいりたいと思います。

私は自分が思ったり感じたりすることを歪めず思いのままに社員たちに伝えます。そして決して安易に話していることではなく、自分の子供にも同じことを伝えるのです。むしろ、子供に話すことを社員に話すと言えます。

「最近は技術者がいないので、お前(息子)が料理人になりたいと思う事は素晴らしいことだと思う。10年後には必ず大きく必要とされる時代になるからね。ただし単に美味しい、安いではなくて、食糧事情、安全を考えた商品を作れないとだめだよ」と。技術を失うことは、食の原理原則、本質を失うことにも繋がりかねません。日本人の最も得意とすることは、やはり技術開発であると考えているのです。

余談ですが、小学2年からご飯炊きが好きで、小学3年の時に、「僕は料理人になりたい」と言っていた息子ですが、私は、大人になるまでわからないと、進路を聞いたことも無かったのですが、高校生になる今も料理人を目指しているようです。

さて、頑張って飲食店様を応援してゆけるような食材を創ります!

ご支援のほどよろしくお願いいたします。

 

2008年04月06日

本州のほうでは桜が満開でしょうか。北海道は5月GW中くらいが見ごろです。五稜郭、松前城あたりが桜のメッカになっており、毎年ゴールデンウイークには人でいっぱいになります。

天気が良いことを祈っています。最近弊社では、匠探訪というサイトをオープンしました。このサイトは、北海道の極上の魚のみ集めて販売するエンドユーザー向けサイトです。同じサクラマスの中でも選りすぐりのピンの魚だけを集めたサイトです。なかなか数はまとまらないのですが、予約をいただきましたら、卸も考えさせていただきますので、「お問い合わせ」から問い合わせください。

http://www.takumitanbo.net/index.html

さて、先日、マキリの話をしましたが、あれから京都の有次さんに電話して作っていただくことになりました。鋼入りのマキリで、一ヶ月くらいで出来上がるとのことです。有次の大将には以前、京都の店で包丁の研ぎ方を教えてもらったことがあり、イカ裂き包丁の時にもお世話になっています。その時は腸裂き包丁を送っていただいたのですが、これがぴったり重宝しています。

マキリにも微妙に形状の差があり、使い勝手の良いマキリと使い難い形状があるのです。長さも微妙に違い、使っていてしっくり来る形状で作ってもらうことにしました。今まで打ってきた包丁で代用できないかと探してくれたのですが、無いようで、結局打ってもらうことになりました。

漁師が使うマキリを打ってまで作ってもらうことは一見意味の無いように思われるかもしれませんが、200本の鮭を捌く時、やはり切れないと握力が効かず、すべって手を切ってしまうのです。

アゴからマキリを入れ、エラに添って切り、返す包丁で腹を切り、マキリを持ったまま内臓を取り出し腎臓に切り目を入れ、腹を洗います。この間、マキリを一度も離すことはありません。

切れの良い包丁は倍速くさばけます。

2008年03月27日

今日は、さくらますの身を大きなルーペを使って研究していました。ハラスのあたりから、どこまで刺しが入っているのか調べていたのです。目利きと、実際細胞レベルで検証を得たものが一致するかを調べていました。まず、目利きでサクラマスの選別をします。大きなサイズの中にも個体差があり、少し細長いもの、太ったものとさまざまですので、実験の目的は、ラウンドの断面を調べ、個体差があるその差による脂の載り具合はどうなのか、大きなものと小さなものでは脂の載りが違うのかという2点が主です。

その前にお伝えしておかなければいけないのですが、一般的な目利きとしては、大きなもの、丸みを帯びたもの、おなかの白い部分が広いものなど、外観で見分けるのですが、私たちが毎日数十本捌いている経験から、一概に魚が細いから脂の載りが良くないとは断定できないのです。

やけに細長いなと思っていても実際刺し身にしてみると、刺しがびっしり入っているものもあります。ただ、ここではあくまでも目利きの目安としてお伝えしたいと思います。

3kgオーバーサイズと、2kgのさくらますを調べてみました。3kgのサイズは大きく丸かったものを、脂の載りは最高であると捉え1本選びました。同じように2kgサイズを選びましたが、こちらは2本候補にあげました。と言うのも、おなかに包丁を入れたときの切り口の白さが違うので、断面を見てみたかったからです。

サクラマスのハラス

脂の塊のような切り口と、少し赤身が入った白と赤が同割りくらいのものです。結果は私たちがこちらのほうが良いとしていた、白い脂の塊が入ったものが、背に及ぶまで刺しが入っていたのです。今度は2kgの良いほうと、3kgオーバーサイズを比べてみました。

3kgオーバーサイズのほうは、赤と白が同割くらい混ざったものでした。(数が少ないので選別の対象が少なく、ベストと言われるものが無かった)が若干脂の載りが少なく、赤と白が同割くらい入ったものです。

結果は、2kgのサイズのほうが全体に脂が刺していました。単なる脂の載り具合だけで見るならば、今回は2kgサイズの切り口が白い面積が多いサクラマスでした。これは、大きくても小さくても、切り口に白い部分が多いものほど、全体に脂が載っていると判断しても良いかと思われます。

ただし、大きなサイズは、トロ、中トロの部分を同じ厚さに切ったとき、腹の身の厚みがあるので、口に入る脂の量が変わります。同じ脂の載りであるならば、大きなもののほうが有利です。お刺し身は身の硬さで厚みを切り分けたりしますので、サクラマスのような柔らかい身の魚は薄く切ることはできません。

同じ厚さに切るものですから、腹の身の厚いサクラマスに軍配が上がるということです。腹から背にかけて、ハロゲンの光を当てながら大きなルーペで検査しました。刺しが入っていない、背骨のまわりの肉は透き通っていることもわかりました。

決して大きさや外観だけでは絶対とは言えず、おなかに切り口を入れるまでわからないのですが、だいたいは、体の厚みがあり、丸みがあるものに良いものが多いこと。そして切り口に脂の塊があるほど体全体に刺しが入っていることもわかりました。また違う視点で実験してみたいと思います。

※何度かこの実験を行なった結果のレポートです。

 

2008年03月25日

今、フィレを作っているタラの釣り針です。はずすことが出来なくて、テグスで切断したものがタラについていたりします。包丁で捌くので、包丁に金属が当たるのですが、これがやっかいで、刃が小さい刃こぼれをしてしまうときがあるんですね。

写真ではわかり難いですが、針のカーブしたところでひねってあり、針が外れにくいようになっています。糸は、ナイロンを編んだ糸で、20kgの真ダラでも切れない丈夫さです。かかった針も曲がっていないので、少々の負荷がかかっても曲がらないように丈夫に作られています。漁具は、プロの仕事用道具なので、やはり頑丈に作られていますね。まあ、生活がかかっているので当然と言えば当然なんですが。私たちの包丁と同じです。多少の骨を断ち切っても刃こぼれしないような道具を選んでいます。

包丁と言えば、漁師が使うマキリ、これが使い勝手がいいんですよ。軽くて持ちやすく、手から離さないで一連の作業が出来るもんですから、非常に作業効率がいいんですね。友達の漁師が遠洋のことを話していましたが、鮭を船上で捌くので、いちいち包丁を置いたり持ったりすることができないらしく、これ(マキリ)が一番いいんだって言っていました。

遠洋から帰ってくる頃には木の柄に指の型にへこんでいるそうです。それがまた握る手に安定感をもたらして、使えば使うほどに手に馴染み、魚を早く捌けるそうです。今、私は包丁鍛冶に依頼して、良い鋼材と焼きが入った私たち用にカスタムを作ってもらおうと考えています。特に使い勝手がいいなと思うのは、鮭などの頭を落とすときです。アゴからエラに添って、一太刀で、身にロスが無く卸せるものですから、非常に仕事が速いのですね。

ただ、唯一の問題は、やはり漁具なので、安価に作られていて、切れ味がもうひとつ鈍いものですから、包丁鍛冶に依頼しようと考えています。マキリにもメーカーによって、長さや、刃の形状が微妙に違うので、設計は私たちがするつもりです。

遠洋の話は興味ある話が多いので、またゆっくり書きますね。ホームシックの話や、お風呂に一ヶ月も入れなかった時代があったとか、逞しい漁師の物語です。この話で何冊も本を書けるんじゃないかって思います。また、実際私たちも信じられない事が起きたりするらしくて、事実は小説より奇なりという言葉がありますが、まさにその言葉が脳裏に浮かぶくらいです。

肝心な事が抜けていましたが、真だら、今が安くて身も美味しいですよ。

釣り針

真ダラの釣り漁に使う釣り針

 

2008年03月06日

北海道は少しですが、寒さも和らいできたように思います。今日は、えぞあわびの特大サイズが入手できましたので、撮影に専念しておりました。えぞあわびの大きなものは珍しいのですが、今回は200g以上280gまでのサイズが数個入り、ご予約いただいておりましたお客様に提供しました。

さて、ただ今噴火湾ではホタテ貝のトン出し(トン単位で出荷するのでこの名前がつきました。)が始まっています。今年は少し成長が遅く、例年に比べると1週間から10日くらい遅れています。現在は活で1kgあたり9枚かかるか掛からないかというところです。あと1週間から10日くらいしましたら、ランも成長してくると思います。

ランの活用の仕方ですが、ピンクと白があり、ピンクはウニのような香りがして特に好まれます。白は少し粘り気があります。個人的にはピンク(メス)のほうが好きで、貝柱をスライスして、その上にピューレ状にしたピンクのランをかけて、刺身やカルパッチョにします。柱の刺身の下に真昆布を水で戻したものを敷くとより美味しいですね。

ランは火を通しても良いのですが、活なら、生で一度召し上がっていただきたいところです。今日は社員とどこの部分が一番おいしく思うか話していましたが、柱、ひも、ランと、いずれも甲乙つけがたいのですが、ヒモと言う人が多数を締めました。実際、漁師たちも一番好むのは、ヒモの部分なんですよ。もしくは1年貝(5~6cmくらい)です。ほたて貝は小さいほど甘みが強いからです。海からあげてきたら、その場で貝を開いておやつのように食べています。

まだ石油ストーブを使っていますので、ストーブの上で生きた貝を焼きながら仕事をします。なんとも自然な光景ですが、こんな風景が漁師町だと思います。

プロの方々が好まれる部分と、漁師が好む部分が違ったりもするのですよ。北海たこなどもそうですが、漁師が一番好むのは頭(本来は胴)の部分で、この部位をさっと焼いたり、ボイルすると甘みが出るからです。たこしゃぶなども、この部位ですれば面白いのですがね。しかも安価です。スライサーにかけるときし麺のようになりますので、どなたか活用の仕方を考えてみてください。

今日撮影したえぞあわびの特大サイズの写真を掲載しておきます。

函館産天然えぞあわび

洗い後のえぞあわびです。硬いので塩洗いはしません。お要り用の方はお問い合わせください。サイズは200g~250gです。数個ですと、およそ一週間から10日くらいで入手できます。

2008年02月25日

さくらますが順調に揚がっています

飲食店様は3月から4月にかけての時期が繁忙期です。そろそろメニュー作成に忙しくされていることと思います。桜の季節になりますと、必ず忙しくなるのがサクラマスのフィレ作りです。特に桜のシーズは売れゆきが良いらしく、毎年私どもで仕入れていただいているお客様も増えてまいりました。

改めて、なぜここ(函館から噴火湾)のさくらますが美味しいのか、説明させていただきたいと思います。

さくらますは、夏はオホーツクに北上して過ごします。そして水温が低くなるにつれて南下し、津軽海峡あたりで越冬します。函館近辺ですけそうだらの稚魚をたっぷり食べたサクラマスは、水温が低いのと、生まれた川へ北上する準備のために体力を蓄え、脂肪も一段とのります。

1月から3月にかけて動き始めますが、漁期は5月くらいまでです。生まれた川に上がるため、サクラマスが動きはじめる頃に一本釣りで漁をします。一本釣りは、網漁に比べて傷がつき難く、鮮度も良い漁法で、うろこ落ちもほとんどありません。

脂をたっぷり蓄え、水温がまだ低いこの2月から3月に捕れるサクラマスが最高に美味しいのです。

現在、桜の季節に提供するためのフィレ作りを行なっております。ご注文いただきましたら、お作りしますので、ご連絡ください。飲食店での提供の仕方は、ルイベ、刺身、焼きに良いでしょう。フィレにして真空包装し、瞬間冷凍にかけますので、解凍後もほとんどドリップが流出せず、極上のサクラマスを提供できることと思います。ぜひ一度お使いください。その良さが実感できます。

1年のうち、2月、3月が品質の良いサクラマスを作るチャンスです。お勧めします。

2008年01月19日

北海たこ・今後の1世紀

2月の北海たこが始まります。北海たこは、毎年2月と5月が買い時です。まとめて購入を予定しておられる方はお問い合わせください。価格的にはこの時期がチャンスです。量により見積もりを作成させていただきます。2月は夏場より入札期間が短いので、お急ぎください。

今年から大きな時代の変化が起きます。すでに兆候が随所で見えています。経済の後退も正式発表されました。サブプライムローン、それに伴う金融機関の引き締め、ドルから石油へ投機が集中し、エネルギー資源の高騰。そして物流費の高騰、物価への反映と段階を経て、目に見える形で消費者に実感されてきます。すでに物価指数などの指標に表れてきています。

客単価の低下も経済事情を如実に表しています。しかし、本格的な景気悪化はこれからが本番です。日本企業は3月決算において、明確な数字が出てきます。その数字が実生活において危機意識として実感されるのは5月くらいからだと思います。政府も景気の後退宣言をしました。これからの新時代70年のスタートがきられました。しかしながら、混沌とした時代が過ぎたので、むしろ私たちにとってはやるべきことが明確になり、やりやすくなります。キーワードは地球の資源、環境回復です。価値感も変わるでしょう。経済は縮小経済、循環経済、がキーワードです。

少し長い目で眺めれば、「サスティナビリティ」という視点で高度なバランスが必要とされる時代です。個人的には好きな時代になります。「環境」、「社会」、「経済」の連鎖を認識した上で経済のあり方が問われます。複雑連鎖の仕組みを理解してひとつひとつの行動を組み立てることになります。簡単に言えば、環境があり、その中に社会ができて、経済があるという考え方です。経済のみ考えて経済を作り上げるのではなく、社会のみを考えて社会を作り上げるのでもありません。関連性を考えた上で組み立てていくということです。

今、大きな問題としてとりざたされているのは環境、資源です。社会や経済の前に環境改善から考えないといくら高度な社会、経済を作り上げてもなにもならないということです。

飲食店の倒産が目立っていますが、明確なビジョンのもと、運営してゆくことが大切だと思います。ただ美味しいから、ただ安いから、ただ変わっているからというコンセプトだと取り残されるかもしれません。今後1世紀の日本のビジョンのもと、経済もあるべきだと思います。環境に良い、資源を大切にした・・など、地球規模での思考が必要な時代になりました。環境や地球に、人にやさしい企業が大切にされる時代です。フード業界から何ができるのかを考えて私たちも成長してまいりたいと思います。

 

 

2008年01月10日

今年の抱負

新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

今年は、北海たこの販売と、やなぎたこ、まぐろに力を入れて皆様にご案内させていただきたいと思います。柳タコとは、水たこの小さいものです。アフリカ産のたこが資源不足から年々少なくなっており、近年では安心安全な、北海たこに注目が集まるようになってきました。明石たこがメインの関西からも引き合いが増えております。

昔は、北海たこと申しますと、中までかっちりボイルしたものが定番でしたが、弊社は早くから中を生のままに、さっとボイルしたものを作ってまいりました。最近は非常に人気が上がってきており、毎年増産しても在庫が尽きてしまうほどになりました。

今年からは、やなぎたこという一回り小さなタコの扱いを始める予定です。大、中サイズと扱ってきましたが、小サイズのラインナップが増えることになります。漁が始まりましたらお知らせいたします。

また、噴火湾近辺は本まぐろも捕れます。北のまぐろでは、津軽、松前、そして噴火湾が有名です。北のまぐろは黒潮と、対馬海流に乗って北上してきたもので、函館近辺に入ると、おいしいイカを食べて深い海域にいるマグロが最上とされています。ぜひご案内したいと思います。

春に向かって、さくらますや、ますのすけ(近海物キングサーモン)などもやってきます。また、2月後半からは、2年物ホタテ貝が始まります。どうぞご期待ください。

今年もさかなだマートは目新しい情報をまじえて、良いものを皆様にどんどんご提案してまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。