北海道海鮮料理レシピPRO
ごっこ汁
北海道名物「ごっこ汁」。ゼラチン質による独特な触感と、淡白な魚卵で作る料理です。
見た目は変わった魚ですが、味は淡白でクセが無く、函館などでも名物料理として観光客の方が食べています。ゼラチン質っぽい魚なので、苦手な方もおられると思います。また、料理するにはちょっとしたコツがいるので、テクニックを要します。話しのネタにこんな料理にも一度チャレンジしてみてください。
1月から2月にかけて水揚げされる魚。見た目は、これ本当に魚?と思わせるような、変わった姿をしています。
胸のほうに大きな吸盤があります。産卵時、岸近くに来て岩にしばみつくための吸盤です。
材料 (6人前分)
ごっこ(メス)1匹 白ねぎ 豆腐 醤油 ミリン 酒 砂糖 だし汁
下ごしらえ(ごっこのさばき方)
ごっこ全体に熱いお湯をかけます。ぬめりが白っぽく固まるので、洗って卵を取り出すときに一緒にぬめりが入らないようにします。
次に、おなかに湯をかけると卵が自然に出てきますのでボールに受けます。全体に湯をかけ、ぬめりを取り除きます。ヒレと吸盤をくり貫き(捨てる)、おなかをカットし、頭を細かくカットし、頭を口のところから半分にカットし、口びるをカット(捨てる)して、エラを取り除きます(捨てる)。
おなかを洗い、3枚に卸し、2cm幅くらいにカットする背骨は小さめにカットして食べやすくします。
キモ、卵、シラコはおいておきます。
シラコは、さっと湯通しして、すりおろして、汁物にいれたりしたらいいのですが、ごっこ汁の場合、醤油と、出しだけなのでそのまま入れます。
作り方
湯を沸かし、卵を先に入れ、でて来るあくを良くすくい取ります。何度も何度もよく取り除き、薄皮に包まれてる卵は自然と破れてくるので、破れるまでアクをすくい取ります。
次に、塩、身を入れ、煮て、ネギ、醤油、ミリン、酒、砂糖少々、出し汁のもとを入れて少し煮ます。とうふを入れて、できあがりです。