ほたて貝の養殖
噴火湾は、ほたて貝の一大産地です。
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ほたて貝が入っているかご海の中からほたて貝が入ったかごを上げている光景です。長いかごの中には沢山の仕切りがあり、ひとつひとつの仕切ったカゴの中に小さなホタテ貝が入っています。あまり沢山入れると貝が大きく育ちません。2枚3枚の差が育ちに大きく影響します。ほたて貝が大きく育つには、ある一定のスペースが必要なようです。 |
耳吊り(穴あけ作業)これは、ほたて貝の蝶番の横に穴を開けている作業です。耳吊りと言って、次にロープにぶらさげて海に返すのですが、ロープに結わえるための穴なんです。ここに良い貝を作るポイントがあるんです。貝が海の中で開閉して運動できるように、ポイントに正確に穴を開けます。1mmでも狂うと貝が落ちてしまったり、運動ができなくなったりするんです。 |
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ロープに結わえて海へこうやって、ロープにプラスチックのピンで結わえていきます。そして弱らないうちに早く海へ吊るしに行きます。3月から始まって、駒ケ岳の頂の雪が溶ける5月まで延々とこの作業が続きます。 |
育ったほたて貝を船いっぱいに積んでトン出し2月から3月にかけて行われる2年ほたて貝の出荷。噴火湾の一大イベントです。陽も明けやらぬ早朝から船が出て、海から船いっぱいに積んで戻ってきます。 |
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船から陸におろすところ船に積んだクレーンで陸にあげられます。 |
台におろされ、選別機へ |
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選別奥にあるドラムの選別機は穴が開いており、回転しながら、ほたて貝が自動選別され、小さい貝はふるいにかけられます。また、選別機に落ちなかった小さな貝や、死んだ貝、変形貝は人の手によって選別されます。その後市場へ |